
最近のニュースを見ていると「投資を始めよう!」という景気のいい話ばかり。でも、マーケットの細部をしっかり見ている人なら、今の状況が「かなり不気味」であることに気づいているはずです。
今日は、今の市場で起きている「本当のこと」を整理してみましょう。
1. 「上がっているのは金だけ」という現実
まず、今の相場を冷静に見てください。
• 金(ゴールド): 独走状態で上がっている。
• ビットコイン: 下げ基調。
• 銅・原油: 頭打ち、あるいは下落。
景気が本当に良くなるなら、銅や原油といった「実需」があるものが上がるはずです。それが下がっているということは、世界的な景気後退の足音が聞こえている証拠。今、みんなが「金」に逃げ込んでいる理由を考えるべきです。
2. 中国経済、復活の目はあるのか?
中国政府が補助金をばらまいて必死にテコ入れしていますが、すでに「買える層」は買い尽くしています。
不動産バブルが弾け、デフレに突入。追い打ちをかけるように「贅沢は敵」と言わんばかりの引き締めムードでは、経済が良くなるはずがありません。中国発の世界恐慌リスクは、決して無視できないレベルにあります。
3. 日本の「500兆円」が動き出す恐怖
ここが一番の注目点です。日本から海外に流出している資金は、実に500兆円規模。
これまで「円安・低金利」だから外で運用されていましたが、日銀が利上げを本格化させれば、この巨額資金が日本に逆流(回収)され始めます。
• 海外株の暴落: 日本のマネーが引き揚げられれば、海外市場は持ちません。
• 物価の沈静化: 資金が回収されれば、これまでのようなインフレも収まります。
「日銀の利上げはせいぜい1%程度」という見方もありますが、急げば日本株だってひとたまりもありません。
4. メディアの嘘に騙されるな
経済番組では「消費者物価3%!まだ上がる!」なんて煽っていますが、現場の感覚は違いますよね。日銀が動けば一気に冷え込みます。
相場の格言には「辰巳天井、午(うま)尻下がり」という言葉があります。来年はまさに、尻下がりに警戒が必要な時期。今の高値圏で海外株に手を出すのは、崖に向かって走るようなものです。
まとめ:今は「攻め」ではなく「守り」の時
「みんなが買っているから」と新NISAなどで飛び込むのは、絶好の「カモ」になるリスクがあります。
• 海外株の深追いは禁物。
• 暴落の足音に耳を澄ませる。
• キャッシュポジションを確保して「その時」を待つ。
投資は、テレビのコメンテーターの言葉ではなく、「お金の大きな流れ(500兆円の行方)」を見て判断すべきです。来年は慎重すぎるくらいで丁度いいかもしれませんね。
(あとがき)
「日経テレビの言うことは嘘ばかり」……この感覚、実は投資家として一番大事なセンスかもしれません。