みなさん、こんにちはリテーナです。今回は自宅のシャワーのヘッドを掛けておくフックの部分が経年劣化により破損してしまったので交換方法を備忘録がてらに書いておきたいと思います。
今の自宅も築6年と一つ一つ年数を重ねていき少しずつ補修の必要な箇所が出てきました。その一つが今回のシャワーフックがです。やはり毎日使う水場というのは劣化が早いのでどうしてもメンテナンスは必要になってきます。
まず今回の破損箇所はシャワーフックではあるのですが、単純固定タイプのものではなく上下にスライドができ、好きな位置に固定して使うことが出来る可動式。シャワーヘッドの角度まで変えられるなかなかの便利な優れもの。
こういった可動式タイプは固定と移動を繰り返すことによる製品への負荷が完全固定タイプのものより掛かりやすいのでどうしても可動部の破損、定期交換は避けられないと思います。
※破損して部品交換までの間応急処置としてタイラップでとりあえず固定してシャワーヘッドが置けるようにしています。タイラップがないとシャワーヘッドを掛けるフック部が抜け落ちて掛ける場所がなくなります。
破損したシャワーフックはリクシルの純正品。お風呂場なんでイナックス系部品ですね。リクシルのサービスの窓口に電話して交換してもらえばそれで終了なのですが、それでは手元に何も残らない。
今回はせっかくのチャンスなので自分で交換することに。
まずは交換部品の選定ですが、純正品は高いというのがだいたいのセオリーになっていますが、とりあえず我が家御用達のAmazon先生で検索。
取り付けるスライドバーの太さはスケールで測ったところおよそ30Φ(直径約30ミリ)でしたので適合するものを検索してみますがヒットしない。というか調べていくうちにどうやら今、我が家で使用しているシャワーフックの同型番は廃番になってしまったらしい。
それで代わりに出てきたのがこれです。5,000円以上となかなかの高額にもかかわらずちょっとチープな見た目。ということで却下です。
結局、ベストセラーになっていたこの商品にしました。破損してしまった純正品と仕様が違いますが値段も手頃なことからこれを購入してみました。
商品到着。希望小売価格こんなにするの?!とりあえず箱の側面を見て交換方法を確認します。
赤矢印の部分を時計周りにに回すとバーが外れるらしいのですが、手では固すぎるしペンチでは小さすぎてハマらない。
強引に回そうとするとマスキングしてあるペンチでも写真のように傷が付きますので注意です。
大きなスパナ、もしくはモンキーがあればなーって思いましたが一般家庭にそんなもの持っている人は本当に稀。パイプレンチがベストなんですけれど我が家にはありません・・・。
ないと絶対に作業が前に進まないと思ったのでホームセンターに買いに行くことにしました。
それで買ってきたのがこれ。パイプレンチ350㎜までいける、そこそこ大きいやつ。
とりあえず高い。工具とはそんなものなんだけどAmazonなら半値近くまで安いのがあるから必要とわかっていたら一緒に購入してたのに。
自宅にあってもきっと年に数回程度しか使わないし、パイプレンチはそこまで精度を求める工具ではないので私なら安いので充分。精度の代わりに強度は必要ですけどね。
①買ってきたパイプレンチを写真のようにグレーの締め付け部を時計回りにゆっくりと力を掛けて回していきます。
②パイプレンチで緩めて手でも回る様になったら手で回しバーの白いネジ山が出来るまで回す。
下も同じようにパイプレンチを使って緩めていきます。
③上下両方緩め終わると写真のようにスライドバーが取り外せます。
④取り外したスライドバーの内側に止めネジがあるのでこれを緩めてスライドバーから外します。
上、下どちらか一方でOKです。私は上を取り外しました。
取り外すと写真のようになります。
スライドバーに今回届いたシャワーフックを上下位置を確認してセットします。(ボタンを押してフック内のストッパーを解除しないとスライドバーの中には入っていかないのでご注意ください。)
セットを終えたらさっき取り外した手順の④をセットしネジで固定します。
そうしたら手順①~③のようにセットして緩めたグレーの締め付け部を反時計回りに手で回して締めていきます。
最後にパイプレンチ等を使って手で緩まないように適度に締め付けます。
これで作業完了になります。
シャワーフックから少しシャワーヘッドがはみ出ているけどそこは純正品ではないので仕方ないでしょう。
純正品よりかなり安いのでそこは納得して使っていきます。純正品と比べると3分の1以下のコストで交換することが出来ました。
フックの切り口が正面(純正)から右(交換後)に変わったので最初はシャワーヘッド取り出し時に戸惑いましたが、慣れてしまえば問題なく使用できているので大方満足です。あとは耐久性が気になりますがこれは使っていかないとわからないことなので今回は良しとして終わりたいと思います。
一番最後の写真のホースを見るとだいぶ擦れた跡が見て取れるので、いつの日かホース交換もしないといけないかもしれないですね・・・。
みなさんの参考になったらうれしいです。
ではまた。