桜と桃の庭で。

実体験で学んだこと・生活の役に立つことなどを書いています。

強迫性障害。

強迫性障害について書いてみたいと思います。

 

この記事は私が違うブログで書いていた記事を参考に書いています。

何故に書き直すかというとこちらのブログの方がよく読まれているからである。

つまり、この記事は困っている方に少しでも役にやって欲しいと思って書いている記事だから書き直します。

 

日々の生活の中で何か自分だけ強いこだわりがありそれが時として自分を苦しめている。

 

不安なことを何度も思い起こし、その不安を払拭するのに特定の行動を何度も納得するまで繰り返す。

 

自分が納得するまで何度も繰り返し、納得できたならとりあえず一時的に不安が取り除かれ日常に戻る。

そしてまた不安が発生し・・・。の無限ループが出来上がる。

 

この無限ループを断ち切るにはその不安に思ってしまうこと、出来事事態から遠く離れ生活をおくることが最良なのかもしれない・・・。 

この症状の特徴は最初は1つだったかもしれない不安が他の出来事にも飛び火してしまうことがあるのだ。

 

なので出来る限り早い段階での治療が有効的で効果があると思います。本人自身も不安が少ない方が生活が楽だと思います。

 

 

しかし、なかなか自分を認め病院へ通う、家族、友人への相談は出来ないのが現実だと思います。  

やっぱり大人になればなるほど世間体をきにしますから・・・。

 

 

 

ここで潔癖症の例を挙げてみたいと思います。

何か自分の嫌いな物質が手に付く。

そしてその物質がもしかして自分の身体にとって健康を害するものではないかと思い込みが発生する。

 

そうなると不安な感情が心を支配し、手を洗いたくなる。

しかし、しっかり石鹸で洗っているにも関わらずきれいになった気がしなく何度も何度も手を洗ってしまう。

また、手を洗っているシンクは清潔か?触れても大丈夫か?などといった不安に駆られ納得するまで手を洗う。

これがひどくなってきてしまうと、手を洗い終わってシンクのどこかに手をぶつけようものならまた上記の繰り返しとなってしまう。

 

 

この強迫性障害というものは誰もがいつも感じるちょっとした不安が自分の中で過大評価されることにより、実際の物理的な危険より過大に脳内で受け取ってしまうことで発生している。

所詮、脳内で起きている現象の一つと割り切れれば苦労はない・・・。

 

不安とは多くの人が抱き大半(9割くらい)の人は『大丈夫・・・。』って受け流せたりします。

全ての不安が受け流していい訳ではないので誤解されないように。

極端な話、発生するその不安の判定能力の欠如かもしれないと私は解釈しています。

 

しかし、なってしまったものは治すほかありません。

 

ここでちょっと重複になるかも知れないがメカニズムを説明したいと思う。

 

 

きっかけ⇒侵入思考(手に何かついて大丈夫かな?やドアを閉めたかな?など)

侵入思考は人によってさまざまである。

⇒過大評価⇒不安(強迫観念・・・しつこく浮かんでくる考えや気持ち)

⇒強迫行動(その行動を行うことにより一時的に不安を軽くする。)

⇒行動が増える⇒そのことにより生活に支障が出る。の繰り返しである。

 

このメカニズムからして上にも書いたが、治療は早いに越したことありません。

まぁ何でもそうですが。

 

 

大事なのは不安が出てきても強迫行動をしないこと。

やってしまえばパターンが形成されて繰り返しになってしまうから。

侵入思考が出てきても受け流せるようになることがベストであると言える。

 

かといっていきなりそれは辛いし、苦しいしと思います。

ここでは薬物療法については書きません。私はただのサラリーマンだし。

しかし、辛いならまず、自分を認め医師の診察を受けきちんと服用しながら改善していくのが回復への近道だと思います。

 

 

認知行動療法はおすすめです。最近では日本でも治療に取り入れるところが増えてきたと思います。 ちょっと前までは薬物療法が主流でした。日本の体質は医師の方が地位が上、心理士さんより・・・。 ってことで対等ではなかった。

このことにより欧米より遅れて心理的な治療が取り入れられたと思います。

 

まぁ今では服用しながら認知行動療法を行うことが常識的になってると思いますが、医師の診察を受けながらカウンセリングを受けてる方はまだ少ないと思います。

 

やはり時間だと思います。診察に時間を割き、そのあとカウンセリングを受ける時間。忙しい現代人はそこがネックかも。

 

カウンセリングを受けれなくても日常生活で起きていることが大半だと思われることなので、身近にそばにいて意見、アドバイスが出来る方、つまり信頼できる家族、友人が(理解してもらえる方)協力してもらえるなら薬物療法+この手助けでいける訳です。

 

解りやすく言うと不安が発生してしまった時にその不安に思っていることを『大丈夫だよ。』としっかり教えてくれる人がそばにいてくれたら安心ですね。

そのことにより不安が和らぎ強迫行動の数を減らせると思います。

しかしこれは薬物療法をしながらが前提だと私は思っています。 

ちょっと疲れた心を薬物療法で落ち着かせてからこの認知行動療法を行うといいと思います。

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