こんにちは、リテーナーです。
今回は友人や知り合い、会社の同僚間で話題になっている2022年10月よりiDeCo加入条件が緩和されるって話です。
大企業に勤めていると大抵、企業型確定拠出年金(企業型DC・以外DCと表記)に加入しており、それプラス従業員または社員等名称は変わりますが、個人が給与から拠出してDCで運用するって方法が希望者には行われています。
今回の法改正でこの個人拠出部分をiDeCoにて運用可能になったとのこと。今まで会社側の合意なしでは不可能だったものが、今後は個人の意思でiDeCoにて運用可能となります。
簡単にいうとDCの会社側拠出部分はそのままで個人拠出部分を今までどおりのDCで運用するのか、iDeCoにて運用するのか選択権が持てることになります。
今回の改正で私たちアラサー、アラフォー世代が1番の目玉だと思っている部分です。
※他にも改正部分はあります。
今まで個人拠出はどうしても会社での役職や職位などで限度額が決められており、将来のためにもっと積立したい人にとっては歯痒い思いをしていたと思います。
DCでの個人拠出だとだいたいアラサー、アラフォー世代で標準的に役職が上がっていくと月5,000円くらいと決まっていることが多いです。たぶん・・・。
ここが積み立て額を増やしたい人にとって歯痒い部分。
それがiDeCoにて運用することで上限があるが12,000円まで積み立て額を増やすことが可能になります。
iDeCoは積み立て額そのものが全額所得控除されるので課税所得対象金額が減り、税金対策として有効手段の一つとして私たちアラサー、アラフォー世代では興味が集まっています。
みんな税金を払いたくないんですよね。何に使われているか分からない使途不明金があると思うと尚のこと。国会中継で寝てる議員を見るとさらに払いたくないですよね・・・。 愚痴はここらへんで。
では、ここでひとつ仮説を立てて書いていきます。
月12,000円積み立てを12ヶ月。それを20年行うと約288万円が積み立てられます。この約288万円が20年間で課税対象対象から外れます。
これでも十分節税対策になるのですが、これをさらに年利4%の投資信託の商品で運用すると仮定すると約401万円になります。投資元本288万円が複利の効果で113万円増えます。凄くお得ですよね!?
でもこのiDeCo運用には手数料として収納手数料と委託手数料が発生します。
収納手数料は拠出ごとに105円掛かり12ヶ月で1,260円
委託手数料も拠出ごとに66円掛かり12ヶ月で792円上記2つ合わせて年間2,052円手数料が発生することになります。
これを20年分に考え直すと4,1040円の手数料が掛かることになります。
簡単に書くと20年間で約113万円の運用による利益に対して手数料4,1040円で実質利益約108万円と黒字なので問題ないと思います。
受け取り時所得税は積み立てながら考えるとして目先の節税対策として有効かなと思っています。
少しだけ面倒くさいけど効果としては十分だと思います。十分効果を感じられるけど切り替えに躊躇しています。
理由はiDeCo基本的に最短で60歳以降しか受け取れないところに不安を感じます。
ライフスタイルの変化に伴い、積み立てたお金が必要になるときが来るかもしれないということです。
これが仮に積み立てNISAであれば必要に応じて解約→現金化が可能なことを考えると躊躇していまいます。
もちろん現在は積み立てNISAも夫婦で限度額まで積み立てを行っているのでこれ以上は出来ないのですが、つい最近金融庁が要望を出していてそれが承認され、どれくらい増額されるかわからないけれどそっちで運用した方が変化点に強いのかなと思っている次第です。
もちろんiDeCoのように投資金額が課税所得対象金額から控除されることはないので節税効果は薄いですが安心感はあります。
ちなみDCでの運用に手数料は基本的に個人に対して掛からないので0円です。会社が払ってくれているのだと思っています。
0円でお得な様ですが、積み立て金額が少ないのでiDeCoと比べると当然減税効果が薄いです。
手数料払ってでもiDeCoで満額運用した方が税金対策になります。上の条件で運用出来れば十分利益出るので手数料分はペイ出来ます。でも今後のライフスタイルの変化時の不安が・・・。
ここら辺が無限ループして悩んでいる最中です。
結局、我が家ではiDeCo申請用の書類送付を証券会社へは申請しましたが、まだまだ迷っています。
たぶん、安全牌で行くと思います。
では、また。