おでんの具材の中でなかなか味の浸み込みにくい具材の代表として大根が上がると思います。他にたまごなんかもそうだと思いますが、今回は大根を取り上げて紹介していきたいと思います。
今までグツグツ煮込んで味を浸み込ませていた方も多いと思いますが、今回の方法を使うとより短時間でより大根に味を浸み込ませることが出来ますよ。
私自身、友人たちとおでんのパーティーを行ってその味の浸み込み具合を毎回確認しているので間違いないと思います。
それでは手順です。
1、大根をおでんに使用するくらいの厚さに皮を剥いて切ります。(2から2.5センチくらい)隠し包丁を入れた方がよりいいです。
2、鍋の中に大根と大根が浸るくらいの水を入れます。(圧力鍋だとより短時間になるのであるなら圧力鍋推奨)
3、塩を2〜3つまみくらい入れる。入れ過ぎると塩辛くなるので注意。
4、蓋をして30分から40分茹でる。っていうか煮込む(笑)竹串が軽く通るくらい。圧力鍋の場合は20分弱程度でOKだと思います。
5、大根を塩茹でしている間に他の鍋でおでんの出汁を作っておく。一緒に他の具材も煮ていてもOKです。
6、茹で上がった大根をザルに上げる。茹で汁は全部捨てる。このあと使用しません。
7、ザルにあげた大根をあらかじめ作っておいたおでんの出汁の中に入れ、30分程コトコト煮込む。時間に余裕があるならもっとコトコト煮込む。
8、そのあと出汁が冷めるくらいしっかりと冷ます。出来るなら鍋の周りに水を張って氷で冷やすとより味が浸み込みます。そう、この冷やす工程がとても大切です。
9、おでんを食べるときにコトコトゆっくりと温める。
そうすると、大根に驚くほど味が浸みています。
どうやら塩茹ですることで大根の細胞壁を壊すようです。その壊れた細胞壁に冷やすことでより出汁が入り込むという原理らしい。この方法はホント短時間で大根に味が浸み込み美味しいのでおすすめですよ。よかったら試してみて下さい。
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